ゼンハイザー CX True Wireless: 1万円台で最強の完全ワイヤレスイヤホンかもしれない

ゼンハイザーがCX400BTを進化させ1万円台で True Wireless2 よりも機能的に優れた要素も入れた CX True Wireless を発表しましたね

ja-jp.sennheiser.com

CX400BTもTrue Wireless2 も持ってる自分にはあまりに衝撃的だったのでかんたんにスペックからわかることを紹介したいと思います。実機をレビューしたわけではなく各メディアの発表をもとに紹介するので、実際に販売されるとスペックなどに違いがあるかもしれない点は注意してください。

3行でまとめると

そもそも販売価格が1.7万円台に (今までのCX400BTは割引価格)
BlueTooth 5.2になったことでバッテリーの持ちが True Wireless2 よりも長く
左右独立通信ができるようになったので遅延も小さくなった可能性

CX True Wireless は何が進化したのか

　ゼンハイザーのCX 400BT、 True Wireless2 ってどんな感じなのというのは過去のレビューを見てもらえるとわかると思うのですが、とにかく音質は誇張されすぎず音楽に没入できるおすすめしている完全ワイヤレスイヤホンです。

otoaji.hatenablog.jp

　ただ、CX400BTは当初の2.5万円という価格設定では防水がないなど機能面から考えて割高と考えていましたが、事実上ずっと1.5万あたりで販売されておりそれであればおすすめできるという判断をしていました。

　それが今回CX True Wirelessでは実売価格が1.7万円程度と実売にプラス2,000円程度の割に True Wireless2 も羨むスペックアップ部分があるのです。

左右独立通信が可能に

　SONYの WF-1000XM4 もはじめ最近の完全ワイヤレスは左右独立通信が主流になってきています。これは BlueToothの対応が 5.2 になっているためできるようになったのだと思いますが、True Wireless2 では5.1対応のため右側が常に親機として使う必要があり、この左右独立で利用するということができないのです。

左右独立により遅延もTrue Wireless2より少ない可能性

　単純に左耳だけでも使えるようになった。という話ではなく左右独立で通信できるということは親機をリレーする必要がないため遅延も低くおさえられている可能性があります。True Wirelss2 ではaptXといいながら、WF-1000XM4のAAC接続よりも遅延があると感じたことがあるので、この左右独立通信は映像コンテンツも楽しむ場合にはより遅延の少なさという点でより優位な可能性があるのではないかと想像します

バッテリーの持ちが True Wirelss2 より2時間長い

　CX400BT、True Wirelss2 で7時間だった連続駆動が9時間になりました。これもBTが5.2になって省電力になった効果だと思いますが、2時間の差は大きいと思います。

IPX4の防滴性能

　CX400BTは機能をとことん削った結果防水対応されていませんでした。さすがに濡れるのを気にしながらとなると家の中でしか使えないなと思っていたのですが、CX true wirelessでは防滴性能はついているようです。ここは安心感が増えた部分だと思います。

CX 400BTとほぼかわらない外観

　CX400BTとそれほど変わっていない外観などをみると、本体は少し大きめなので装着感は他社製品よりも劣る部分はあるかもしれません。このあたりは気になる人がいるかもしれないですね。また、ケースなどもTrue Wireless2に比べると安っぽさがあるのは否めません。しかし、イヤホンは外観を眺めるものでもなく装着して聞くものですし装着時は外観は自分には見えないので気にならないですよね。それよりも機能性、音質を重視すればコスパが良いというのが感想です。

CX True Wireless がなぜ最強か

　まず、1.7万円台という価格なのにドライバーは True Wireless2 と同じものを使っている点。クリアで定位のしっかりしたあの音がこの価格で買えるのはすごいと思います。

　ノイズキャンセルはついていないですが、それは True Wirelss2 のノイズキャンセルも薄いものですし、密着性も十分なのでそれほど大きな違いとはいえないのではないかなと思いました。

　そして、上に書いたようにTrue Wirelss2 よりも優れた部分すら出てきた点。ただ、このあたりの差分はBT5.2対応の結果でありそれほど構造が大きく変わったということではないので True Wirelss3 がもうすぐ出てくるんじゃないか感を感じました。あと半年ぐらい待ってもいいのであれば True Wirelss3 がでることを期待して待ってみるという選択肢もあるかもしれません。